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持病でマスクができない人だっている

どうも、職業訓練生のがっちゃんです。

 つい先日「マスクを着用する着用しない」でショックなことがあったのでお伝えしたいと思います。

 新型ウイルスの影響で、マスクをせずに外出している人はほぼ皆無な昨今ですね。マスクをせずに外を歩いている人はほとんど見かけません。

 皆さんはマスクもせずに外出されている人のことを、どう思われますか?「こんなご時世によくマスクを付けずに外出するものだ」「他人にウイルスを感染させるのではないのか!?」きっと、マスクも着用せずに外出する人を「迷惑な人」「危険な人」と思われている人は少なくないのではないでしょうか!?

 でも、世の中には持病のためにマスクをしたくてもできない人が少なからずいることを、今回はお伝えしたいと思います。

マスク着用を強要され持病の過呼吸が発症して倒れる

 うちの嫁さんの妹さんは神経質で不安症な上に「過呼吸」の持病を持っています。そのため以前、マスクを着用して仕事をしている最中に過呼吸を起こしてしまい、パニックに陥り倒れてしまったことがありました。それ以来、マスクを着用するだけで過呼吸が起こり、倒れてしまうようになってしまいました。

「過呼吸」とは!?

 過呼吸は「浅く早い呼吸」を必要以上にくり返したときに、空気を吸い込みすぎて呼吸困難などの発作を起こす症状です。発作は、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが関係して起こります。

 もともと、人間の血液は、酸素と二酸化炭素が一定の割合で含まれており、酸性(酸素が多い)とアルカリ性(二酸化炭素が多い)のバランスが、ちょうど中性の範囲に保たれて健康は維持されます。

 ところが、過呼吸によって吸い込みすぎた酸素が体内に増えると、血液中の「二酸化炭素の濃度」が一時的に大きく低下します。すると、血液がアルカリ性に傾き、体に次のような異常があらわれます。

・突然の呼吸困難
・頭痛、めまい、ふらつき
・動悸、胸痛
・手足や唇のしびれ
・全身のけいれん
・激しい耳鳴り
・意識混濁(意識が遠のいた状態)

 過呼吸の発作は、一時的で約30分〜1時間で治まります。しかし怖いのはパニックです。急な発作に動揺して「このまま死んでしまうかも」と恐怖に襲われ、強い不安からパニックに陥ることがあります。

 過呼吸による発作は、胸が苦しく、呼吸がしづらいことから、「酸素が足りない」と本人は自覚しますが、これは間違いです。発作が起こるのは「二酸化炭素の濃度」が低下しているためで、不足しているのは二酸化炭素です。

 二酸化炭素が不足しているので、体は一旦呼吸を停止したがりますが、意識は「息苦しい」と感じて必死に呼吸をしようとします。どっちを優先してよいのか分からなくなり、混乱します。そのうえ、視界は狭まり、めまい・耳鳴り・全身のけいれんがあらわれると、冷静さを失い、パニックに陥るのです。

引用元:健康と病気のお役立ち情報「ホスピタクリップ」より

 この持病を持っているがゆえに、彼女は就職活動も大変だったそうです。かかりつけの先生とハローワークの担当者さんと相談しつつ、会社の面接時も「過呼吸の持病を持っているが大丈夫か?過去にマスクを着用して倒れたことがあるがマスク着用をしなくても大丈夫か?」など伺いながら就職活動をしなければなりません。

 理解ある企業さんに恵まれ就職し、そこではもう10年以上もお世話になっているそうです。数週間前、所長さんが替わったそうです。以前の所長さんが退職され、新たに同じ職場の先輩が就任されたそうです。新型ウイルスに警戒しているさなかではありましたが、彼女は持病のため、マスクをせずに仕事をしていたそうです。

 そんな折り突然、所長さんから「あなただけマスクなしで仕事するのは認められないから、今すぐマスクを着用するように」と言われたそうです。彼女も突然の命令にビックリしたそうです。「同じ職場の先輩だったから私の持病のことを知らないはずはない」と思いつつも「私は持病のため、マスクの着用ができません。過呼吸の症状が出て倒れてしまいます。」と弁解したそうですが、それでも「マスクを着用するように」と言われたそうです。

 しばらくすると案の定、過呼吸の症状が出て、彼女は倒れてしまいました。会社の所長さんは驚いて、彼女の母親に電話して倒れた旨報告され、迎えに来て欲しい、と言われたそうです。彼女の母親は高齢で、昨今の新型ウイルスを怖がり、外出もできず、この数ヶ月ほとんど家に籠っていました。そのため足腰が悪化し、マンションのエレベータにたどり着くまでがやっとの体力になってしまっていました。

 そこでウチの嫁に電話がかかってきて、「代わりに彼女を迎えにいってやって欲しい」という電話がかかってきました。ウチの嫁はすぐに彼女の会社へ電話し、母親の代わりに自分が迎えに行く旨連絡しました。その時、倒れた彼女に電話を替わってもらえたそうですが、過呼吸で倒れた上に、まだパニック症状が落ち着いておらず、ウチの嫁と電話していることも分からないようなしどろもどろな状態だったそうです。

 これは車で迎えに行ったほうがイイと判断(彼女の通勤用の自転車の回収もあるので)、私のワンボックスカーで迎えに行くことになりました。高速道路を使い、約50分程度で彼女の会社に到着。事務所でマスクをしていない二人の事務員さんに「倒れた彼女を迎えにきました」と伝える。所長が降りてこられ、彼女が倒れたいきさつを説明してくださる。最後に「会社の規則なのでマスクを着用して働いてもらわないと困る。一人だけ特別扱いはできないんです。」と言われました。しばらくすると憔悴しきった彼女が大きな荷物を抱えて、ひとりで降りてきました。

 私は少し所長さんと話すことにしました。「私は介護施設で管理者をさせてもらっています(ホントは去年退職したけどゴメンね、ウソも方便ということで)。当施設でも、持病をもつ職員や、いろいろな事情でマスクを着用できない高齢者がいらっしゃいます。その人たちの感染予防対策については、医師や看護師の指導のもと、マスク着用以外の方法、具体的には「手洗い・うがいの励行、外出先で人と接触しない」ということをしてもらうようにしています(実際、SARS、MERS、新型インフルエンザ、通常のインフルエンザの時はそうして感染者ゼロで難を逃れました)。マスク着用だけが感染予防対策ではないと思いますので、どうか全員一律で同じ感染対策を求めず、個別の事情を汲み取っていただいた上で感染症対策をお願いしたい」とお伝えしました。

 若い所長さんも悪気はなかったのでしょう。「会社から言われれば絶対命令」のように感じ、彼女にも無理強いしてしまったのだろうと思いました。

 ※後日、「マスク着用をせず、本人が感染症になり、多くの職員やお客さんに感染させるようなことがあってはならないためマスクの着用は会社命令で例外は認められない」ということで退職の方向で考えざるを得なくなってしまいました。私からすると新型コロナを理由に「持病を持っているような人間は退職させてしまえ!」と言われた気がして理不尽でなりません。

厚生労働省のマスクについての見解

厚生労働省におけるマスク着用の見解は、厚生労働省のサイトで書かれています。

新型コロナウイルス感染症の予防
 風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず外出される場合にはマスクを着用していただくようお願いします。

引用元:「厚生労働省」国民の皆さまへ(新型コロナウイルス感染症)

「マスクについてのお願い」啓発ポスターにも、こう書かれています。

 現在、予防用にマスクを飼われている方が多いですが、感染症の拡大の効果的な予防には、「風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要です。」

引用元:新型コロナウイルス感染症対策「マスクについてのお願い」啓発ポスターより

 この「風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要です」についてはもう、随分前からいわれていることです。私が介護業界に転職した時から医師や看護師に「マスクは症状のない人に着用してもらっても無意味。感染症にかかっている人にこそ着用してもらいなさい」と、よく言われたものです。

認知症の人もマスク着用できないことがある

 当時、私がデイケアに務めていた介護職員駆け出しの頃のこと。インフルエンザが流行しだし、当然のように「利用者の人全員にマスクを着用してもらって感染予防してもらおう」ということになりました。とある認知症の人(風邪症状なしの人)にマスクを着用してもらうべく、職員がマスクを付けようと声をかけたところ「そんなんいらん!」と言われたことがあります。それでもマスクを付けてもらおうと、感染症のリスクを伝えながら声をかけるも「いらん言うたらいらん!」と言われたことがあります。

 認知症の人には、こんな風にマスクを拒まれる人もいます。また、マスクを拒むことなくマスクを着用してもらえても少しすると「私、なんでこんな苦しいマスクやってんやろ!?マスク外したいわ」と言われる方もいらっしゃいました。

 先ほどの医師や看護師からの説明もあり、マスク着用を嫌がる方々には、無理やりマスク着用を強要するのではなく、「手洗い・うがい」を定期的にやってもらうよう声かけをすることにしました。また、他の利用者の方々にも症状のない場合はマスクをしなくてもイイ旨、お伝えすることにし、代わりに「手洗い・うがいの励行と外出時の人との接触を控える」ようにお願いしました。

厚生労働省の「新型ウイルス対策」について

 上で紹介した「厚生労働省」国民の皆さまへ(新型コロナウイルス対感染症)のホームページで、新型コロナウイルス感染症の予防についても書かれています。啓発資料もありましたので一緒に掲載しておきます。

新型コロナウイルス感染症の予防
 風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず外出される場合にはマスクを着用していただくようお願いします。

(啓発資料)新型コロナウイルスを防ぐには(2020.2.25改訂版)

(手洗い・咳エチケット等)一般的な感染症対策について

 新型ウイルスといっても、感染経路などは通常のウイルスと同じで、感染対策も同じ。未知のウイルスといって、ただ怖がるだけでなく冷静に通常の感染症対策をすれば大丈夫です。

 これこそ、全員が実行可能で現実的な感染予防策と思います。

あえて皆さんと違う意見を言います

 テレビでは「今日も感染者が○○名も増えた」「感染経路不明が続出」「あの有名人が亡くなった」「恐ろしいウイルス」「かかったら死ぬ」など、極めてショッキングな言葉などを使って報道されています。全てがウソとは言いませんが、私としては「ちょっと大げさすぎる」と思います。私も新型ウイルスが怖くないわけではありません。一部では人為的に作られたウイルスではないか!?とも言われており、とても怖く思っています。

 しかし私は恐怖のあまり、外出せず、ずっと家にいることは賛成しません。実行不可能に近い感染予防策には賛成できません。外出せずにいれば新型ウイルスにかかることはないでしょう。しかし、それ以外にも病気はあります。太陽を浴びないことにより、メンタルが崩れ、心が不安定になるかも知れません。運動不足や過食で生活習慣病になるかも知れません。

 実行不可能な感染予防策を実行するあまり、ストレスがたまり、弱い者いじめが増えるかも知れません。実行できない人をバッシングする、差別する人が増えるかも知れません。経済的なダメージを与えられ、生活苦に陥る人が増えるかも知れません。

 ウイルスの性質を理解し、適切な行動を取る。むやみに大げさな対応をしない。他人はみんな感染者と思い込み、差別的な行動を取らない。皆さんには他の病気にかかることも考えて、冷静な行動を考えてもらいたいと思います。

 世の中「STAY HOME」とか、まるで犬に命令するかのようにテレビで国民に呼びかけています。政府や知事の言われるとおりに従って行動するのはとてもカンタンだと思います。自分の考えたことじゃないから何かあれば責任転嫁もできますしね。それに従わずにいる人が新型ウイルスにかかったら「それ見たことか!」と非難することもできるでしょう。

 「責任取らなくてもいい人間だから軽はずみなことを言う」わけではありません。むしろそう思うことは、すでに思考を停止している人間の考えです。お上がキチンと命を守ってくれると本気で思っていますか?今まで(歴史上)そんなことしてくれてませんよ!いつだって私たち庶民が犠牲になっています。「自分の命は自分で守る!家族、ご近所で助け合う!」ことが大切です。

 テレビなどの情報に隷属するのではなく、インターネットで発出されている様々な情報を取り入れ、分析し、自分で考えた上で感染症対策を実行するようにしましょう。今一度、「今の状況って、これでイイのかなぁ。」と思考することを大切にして下さい。

 私たちは思考する人間。思考を止めてしまい、安易に「お上の言う通りにしておけば間違いない」と思って行動することは、いつの世もとても危ういことであることは歴史が証明しています。今、世の中がちょっと画一的になりすぎて、「個をないがしろにする」「できない人を非難する」傾向にあるように思えます。あえて世の中の一般的なことと違う意見を述べてみました。

まとめ

 今、世の中で求められている感染予防策はとても実現可能とは思えず、ストレスに感じている人が多いと思います。それを声に出したら「我慢が足らないって非難されるんじゃ」「イジメられるかも」と思っている人はいませんか?辛いものは辛いんです。「辛い」と思っているのに「辛い」と言えない世の中はもっと辛い。

 「世の中と同じでないとダメ」なんてことはありません。皆んなと違って当たり前ですよ。「No.1じゃなくてOnly 1」なんでしょ!?それは何よりも皆さん、自分を大切にしてください。他者を思いやる心は自分を大切にしてこそ育まれる気持ちですしね。

 私は昔、自分と同じように仕事ができない職員をなじっていた時がありました。でも、仕事をするにあたり「個人差がある」のは当然のこと。全員に同じものを求めることは間違っていると感じ、私はその後、各職員個別に仕事のスキルをあげるよう指導することにしたことを思い出しました。今の世の中の動きが、私の昔の出来事を思い出させます。

 どうか皆さん、世の中と違うことをしているからと非難や差別はしないで欲しいと思います。画一化した感染予防策をせず、持病や認知症、自分の健康状態、職務上の理由などの事情(個別性)を受け入れた上で多様な感染予防策をご検討ください。

 どうか今回の彼女の会社のように「みんなを助けるために一人の犠牲はやむを得ない」という考えだけはやめてください。全員を助ける策を見つけ出してください!私たちは思考する人間なんですから。

それでは本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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