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34歳でデイケア主任に偶然昇格!給料ってどれくらい!?主任さんの仕事は!?

 2年働いて、給料が上がるどころか下がっている現状に愕然としている頃、事務長さんのご友人というだけでデイケア主任さんになった人が事件を起こすことになる。

 その前の主任さんはすごいやり手で、デイケアの登録利用者さんをどんどん増やしていってた。自分のやりたい仕事も明確で、デイケアをどうしたいとかがわかりやすかったから、仕事もしやすかった。時には他の部署の人とか上司とも対立することもあったけど、自分の信念を曲げず、利用者さんのために一生懸命の人だった。

 そんな真っ直ぐな人だったから、私が入職して数ヶ月後、上司とケンカして、ある日突然辞めてしまった。本当に突然で、何の前触れもなかった。何の引き継ぎもなかったが、翌日からのデイケアはいつも通りだったことには驚いた(こんなことはレアケースだろうと思っていたら、以降こんな辞め方が普通に何回も起きる)。当然、職員が一人減ったので、一人あたりの介護ボリュームは増えたのだが。

ルーズな主任さん、大丈夫!?

 今のデイケア主任さんは、前の主任さんとは違って、あらゆることにルーズだ。あらゆるルールを破っていく。ここであんまり具体的に書けないくらい、介護サービスにかかる基本的なことにもルーズだった。

 仕事も増やしたくないから新たに来てもらうデイケアの利用者さんはほとんど自立している利用者さんだけになった。デイケアは法人にとっては稼ぎ頭である。利用者さんを増やせば増やすほど収入が増える。積極的に増やさない今の主任さんに業を煮やした事務長さんは、一生懸命主任さんの尻を叩く。一瞬改心するがすぐに元通りになる。それの繰り返しが続いた。

売上げアップのため新しいことに取り組む

 そんな主任さんを尻目に、私は自分の仕事を黙々とこなす。できるだけ利用者さんに来てもらおうと色々なことに力を入れた。特にリハビリ体操とレクレーション、利用者さんとの会話に力を入れた。独自にリハビリ体操を考案する先生の研修に参加し、音楽にのせてリズム良く体操できるリハビリ体操を考えて、毎日10分、音楽体操と称して実施した。食事前には嚥下体操をするなど、短時間だけど色々なリハビリになるように体操を取り入れた。

 レクレーションは、ほとんど自立している人から要介護4の人まで、どんな人でも楽しめるように介護度によって役割を決めて参加してもらうようにした。利用者さんは意外と勝負事が好きなので、ゲームは勝負形式にした。職員は全員参加してもらい、利用者さんが戸惑わずにできるようゲームの補助や盛り上げ役をやってもらった。

 デイケアに来てもらった利用者さんとは全員、必ず会話をするようにした。認知症などで会話が成立しない利用者さんもいたが、それでも必ず、全職員が全員と会話するようにと、お願いした。

 主任さんは、デイケアにやってくる上階の入所者さんを余計な介護が増えるからと、よく思っておらず、すぐに上階に案内していたが、私は主任さんを説得してその逆をするようにした。入所者さんは元デイケア利用者さんだったり、地元の人が多い。上階にいても暇だから、デイケアで楽しそうにレクをしていたら参加したくなって降りてくる。馴染みの顔の人が来ていたらおしゃべりに来たくなる。人間として当たり前の行動だ。上階の入所者さんにもいつでもデイケアに来てもらうようにして、排泄介助とかもこちらで引き受けることにした。

 そうしたら、デイケアはどの利用者さんにとっても、いつでも賑やかで楽しい場所になった。ついでに、今まで各部署で、なんだかぎこちなかった職員間のコミュニケーションも良くなって来た。お互いに各部署の欠点を補えるようになり、風通しも良くなった。言いたいことを気軽に言い合えるようになった。

 これぞ一石二鳥である。利用者さんも職員も幸せになった。

 主任さんも巻き込んで色々と新しいことに取り組み、発案者を私にせず、全てを主任さんのお手柄にしていたのだが、見る人には真相は見え見えだったようだ。

主任さんの仕事も引き受ける

 研修の報告書もいつものように私が下書きをしていた。主任さんは記録やら報告書が苦手だった。どんな書類も提出が遅い。ゆえに大抵の書類は私が下書きしておいたものを、主任さんが清書するようにしていた。

 ある時、看護師長さんがそれに気づいた。あの主任さんがこんなにうまく報告書がかけるわけがない、あんたが書いたんじゃないか!?と私に注意してきたことがあった。「本人のためにもならないから」ということで、以後下書きはしないようにと言われたことがある。

 主任が担当すべきデイケアの予算関係書類や利用者の介護計画の作成、ケアマネとの情報共有や情報交換まで、私が陰ですることになっていった。

 看護師長さんはああ言うけれど、下で働く職員からすると、書類やらケアマネさんとの情報交換が滞って仕事が溜まるし、やりにくくなる。自分の仕事も進まなくなるから手伝わざるを得なくなる。

 そんなこんなで主任さんの仕事も当たり前のようにやることになっていた。

主任さん、そんなことしちゃダメ!

 そんなおり、主任さんが色々とやらかしてしまったのだ。

 介護をしている人にはギャンブル好きが意外と多い。主任さんもパチンコにご執心だった。他の部署の主任さんや職員さんも大好きな人がたくさんいた。休憩中にはよくパチンコで勝ったとか負けたとか、新台が入ったとかしゃべっていたのを覚えている。

 ギャンブルにのめり込んで、やらかしてしまう定番は、そう、ご想像のとおり、金銭トラブルである。ちょっとえげつない内容なのでここでは詳しく書けないのだが、主任さんは2つの事件を起こしてしまう。

 これらの事件は、上層部の人間と私のように図らずも巻き込まれてしまった職員だけが知るだけで、何もなかったかのように闇に葬り去られてしまうのであった。ただ、この事件の数ヶ月後、ちょうど年度が変わる時、主任さんは降格処分となった。

 こんなことって滅多にないことと思っていたが、私はその後も別の施設で同じような事件に遭遇し、巻き込まれてしまった。介護業界にいる皆さん、どうか金銭トラブルには十分ご注意ください。

突然、主任に昇格

 そんなわけで今までの仕事ぶりが認められ、私は突然、デイケアの主任に昇格したのであった。どこかでも書いたが、この介護業界で役職にはたいてい、理事長の親族関係か友人がなるのだが(当然、血縁関係なく昇格できることはあるが、その場合、ビックリするくらい仕事を回されるので注意が必要だ。これは私の偏見かもしれない、いや偏見であって欲しい)、一般の人間が昇格するのは異例のことである。

 それにしても、主任になれば役職手当が付く。2年働いても昇給どころか手取りの金額が下がっていた現状に「そろそろこの業界とおさらばしよう」と思っていた私には介護業界を続けるきっかけにはなった。

 「とりあえずどれくらい給料が上がるか!?そんなに給料が上がらなかったら早々にこの業界と退散しよう。」と思い直し、昇格後の給与明細を楽しみに待つことにした。

 ちなみに言っておくが、私はそんなに仕事の能力が高いわけではない。営業職をしていた前の会社は落ちこぼれの方である。それでもこの介護業界で昇格ができたのは、それくらい介護業界の人材は逼迫しているためだろうと思う。こんな駆け出しの介護職員でも、色々と考えて売り上げアップに貢献できることをやっていれば、上司は目をかけてくれるようだ。

主任の給与明細はいくら!?

 上の写真が主任になったときの給与明細である。基本給が、24,900円と大幅にアップした。そして役付手当が20,000円、合計44,900円支給額がアップした。

 通勤手当を差し引いた手取り金額は202,136円ようやく念願の20万円の大台を突破することができた!率直に言って嬉しい。あのペースでは絶対に20万円など望むことは不可能であろうと思っていた矢先であったので、本当に嬉しかった。

※4月では20万円を突破してましたが、その後7月に新保険料金が適用され、手取り198,150円とまたも20万円を切ることになります。ご存知の通り、4〜6月の給与実績で新保険料金が決まるので、本当は昇給とかは7月以降に合算して乗せて欲しかったところです。

 金銭的にはクリアし、なんとかこの介護業界で今しばらく仕事ができそうである。

 そう思ったのも束の間。介護業界ならでは!?の新たな問題にぶつかるのであった。

職員のスキルがバラバラすぎる問題

 主任になって一番苦労したのが職員の教育である。いやいや、皆さん資格を取ってるからそんなの必要ないんじゃないの!? NO! そんな考えは間違いです。

 この介護業界、資格を取得したプロ集団のはずなのに、スキルのバラつきがひどすぎる。キチンと介護できる職員とキチンとやらない職員における仕事の差が激しすぎるのだ。この介護業界に入ってすぐに感じたことがこの「職員のスキル、バラバラすぎる問題」である。個性も強すぎるというか・・・。

 以前、営業で働いていた会社では、社員のレベルはそろっていた。そこそこ大企業だったから、採用の時点でそれなりにフルイにかけられていただろう。または、新入社員の研修体勢が良かったのか、社会の歯車になりきっていた人が多かったからなのかも知れないが、仕事への態度や基本はしっかりしていて、仕事もやりやすかった。

 もう一度書くが、介護業界では資格を取得したプロ集団の割りに仕事のザツさが目立つ。というか、勝手に我流の介護にして介護の質を落としてしまうのだ。ヘルパー2級研修で教えてもらった通り、忠実に介護をすれば良いのに、勝手に「これくらいでいいんじゃね!?でないとこんだけの利用者介護するの大変だしぃ」みたいなノリで介護の質を落としてしまうようだ。

 この業界に入って私の一番の不満というか悩みが職員の質の問題。これに最初から最後まで悩まされたと言っても過言ではない。

 同僚として一緒に働いていると、介護の雑さやサボりに腹をたて、利用者さんへの口汚さに閉口する。もうちょっと丁寧にやりなよ、介護する前にきちんと前説しないとビックリするでしょうに。人生の大先輩にタメ口で、しかもあだ名つけて呼ぶって、なぁ・・・。

 主任になって部下の教育をしないといけない立場になって、職員の質の問題をより一層感じることになった。デイケアの利用者獲得は大変である。気持ちのいい接客ができないと、すぐに利用を辞められる。そして、「来て楽しい!」と思ってもらわないと利用日数を増やしてはくれない。売り上げアップのために職員の教育は最重要課題である。

 最初、職員の教育はそんなに難しくないだろうとたかを括っていた。ヘルパー2級研修で教えられた通りに介護をすればいいので、有資格者である各職員はやらなければならない介護を十分に分かっているはずである。

 しかし、「慣れの介護」と言うのは恐ろしいのである。上の方でも述べたが、知らず知らずのうちに勝手に我流の介護にして介護の質を落としてしまうのである。 

 だから初心に戻り、今一度介護の基本を教え込むようにする。しかし、どうしてだか職員は、介護の仕方をすぐに忘れるようで、数か月たつと、また同じことを教え込まないといけない。認知症の利用者さんには強い口調で「さっきも言ったのにもう忘れたの!?」とか言うのになぁ。完全に自分のことは棚上げである。

 私は同じ職員教育を、何度も何度も実施するのであった。

まとめ

 運よく主任という役職をいただき、ようやく手取り金額20万円を突破することができました。これで介護業界でもなんとかやっていけるメドがたちました。あとは、国家資格である「介護福祉士」の資格を取れば、今の給料に資格手当10,000円が上乗せされます。

※主任になっても20万円を突破しない会社もあります。また、資格手当も会社により上下します。介護職は引く手数多ですから、面接の際は、主任になる(昇進する)ためのキャリアパスはどうなっているのか、資格手当はいくらなのか、遠慮なく根掘り葉掘り聞くようにしてくださいね。

最近は介護職員処遇改善加算の都合で、見栄えだけ良いキャリアパスプランを作成している会社が多いので、面接の時には人事考課や人事査定を具体的にどうやっているのかを聞くようにしたほうがいいかも知れませんね。

 しかし、裏を返せばこんな福音がない限り、介護の業界で手取り20万円を突破することは至難の技であるとも言えます。介護という仕事が本当に社会に必要とされる職業であるならば、普通に数年働くだけで20万円をいただけるようにしてもらいたいものです。

※今は「介護職員処遇改善加算」というものができたので、多少は給料も上がっていると思います。それにしても、税金や保険で控除される金額が半端なく高いと思う。安月給の人からはもっと少なめに搾取して欲しいものである。安月給の人は節税対策も忘れず行ってくださいね。

それでは本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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