どうも! 職業訓練生のがっちゃんです!
50歳にして、長期人材育成「情報セキュリティ管理者資格」2年コースを絶賛受講中です!
今回は、データベースの勉強のため、「MySQLコミュニティーサーバー」というソフトウエアを使って、お手軽にデータベースの勉強ができる環境をご紹介します。秋の基本情報処理技術者試験にも出てくるデータベース。やっぱり本で勉強するより、実際にセレクト文を使ってデータベースを操作するのが一番の勉強です。
「データベースの勉強をするんやったらDBサーバーが必要なの!?」「仮想環境とかでDBサーバー作って勉強するの?」いえいえ、そんな難しいとこしなくても簡単に勉強が出来る「MySQLコミュニティーサーバ」というソフトウエアをインストールするだけで勉強できるんです!実際に職業訓練での授業でも使っていたので、是非これをインストールしてデータベースの勉強をしてみてください!これであなたもDBマスター!の称号を得られるようになる!?
MySQLコミュニティーサーバーのインストール
まずは「MySQLコミュニティーサーバー」のサイトからダウンロードしましょう。
※2020.08.03現在のURLです。最新の情報をご確認ください。
Windows64bitユーザさんなら、上の赤枠を選択してください。それ以外の方はご自身の環境のオペレーティングシステムを選択してダウンロードしてくださいね。
ダウンロードしたら、その圧縮フォルダを選択して右クリックし「すべて展開する」をクリックしてください。
展開先ですが、私の場合、後々「eclipse」とガッチャンコさせるので、「eclipse」フォルダを選択しました。「eclipse」とガッチャンコさせる予定がなければ、自分の好きなフォルダに展開させてください。
ちなみにこの「MySQLコミュニティーサーバ」は、コマンドプロンプトで使うことになります。あの黒い画面です。あの黒い画面が苦手な方は、「eclipse」ソフトをインストールして、あとでガッチャンコした方が使いやすくなると思いますので「eclipse」のインストールもオススメいたします。インストールの仕方は以下のブログをご覧ください。
展開が完了したら「mysql-5.7.15-winx64」というフォルダが出来上がります。
次に、コルタナさんの「ここに入力して検索」のところに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを選択、「管理者として実行」をクリックします。
まずは、「cd」コマンドで、先ほどインストールしたソフトのフォルダの中の「bin」フォルダまで移動します。私の場合は、以下が指定のフォルダ先になります。皆さんのインストールしたフォルダ先により、コマンドが少々変わります。先に以下のようにコマンドを入力してください。フォルダ名は、間違わないよう入力支援「tab」キーを積極的に使いましょう。最初の2〜3文字を入力して「tab」キーを押せば、自動的にフォルダ名を出力してくれます。
「bin」フォルダまで移動できたら「mysqld –install」コマンドを実行します。
MySQLコミュニティーサーバーの起動と終了
無事インストールが完了したら、以下のコマンドで実行します。通常はこれでサービスが開始されます。残念なことに私と同様、以下のように「MySQLサービスを開始できませんでした」というメッセージが出た人は、次のコマンドをお試しください。
次のコマンドで、mysqlを初期化してパスワードの割り当てが消去され、実行できるようになるようだ。再度、上記コマンドを実行すれば、サービスは正常に開始されました。
※ちなみに矢印キーの「↑」「↓」で、今まで使ったコマンドを呼び出すことができますので便利に使いましょう。
念のため「ctrl+alt+delete」キーでタスクマネージャーを起動、サービスタブで、以下のように「MySQL」が実行中になっていれば成功です。
MySQLをストップさせたい時は、以下のコマンドを実行しましょう。
※何のコマンドも受け付けなくなった場合は「ctrl」+「c」で作業を強制中断させることができます。
実践編:MySQLコミュニティーサーバーを使ってみる
MySQLの実行
それでは実際にソフトを使っていきましょう。まずはMySQLサービスを開始。
次に「mysql -u root」コマンドを実行します。「mysql>」と出てくれば。これでMySQLさんを使うことができます。
データベースの中身を確認
データベースの中身を確認するのは、以下の「show」コマンドを実行。4つのデータベースがあることが確認できます。
※実行文の最後には必ずセミコロン「;」をつけることを忘れずに!
選択したデータベースを使う
「sys」という名前のデータベースを使うには、「use」コマンドを実行。
「sys」データベース内のテーブルを一覧表示するには、「show」コマンドを実行。
データベースの作成
自分専用のデータベースを作成するには、「create」コマンドを実行。「java」という名前のデータベースで日本語が使えるよう文字コードは「UTF-8」を使用します。
「use」コマンドでjavaデータベースに移動、「show」コマンドでデータベース内のテーブルを確認。テーブルは何も作っていないので、当然「Empty set」が返ってきます。
テーブルの作成
「create」コマンドで「test」という名前のテーブルを作成します。最後にセミコロンを入力しない限りDB構文は実行されませんので、以下のように5行に分けてテーブルを作成していきます。以下の構文を簡単に説明すればこんな感じかな!?
1行目:「test」っていうテーブルを作るよ!
2行目:「name」というカラム(フィールド)を作るよ。64文字まで入力可能だよ!
3行目:「price」というカラム(フィールド)を作るよ。整数だけ入力できるようにしたよ!
4行目:「stock」というカラム(フィールド)を作るよ。整数だけ入力できるようにしたよ!
5行目:文字コードは「utf-8」で日本語にも対応できるようにしたよ!
作ったテーブルが実際に存在するか、以下どちらかの「show」コマンドで確認してみましょう。こんな風に確認できたらOKです。
insert文で情報を入力していく
作成した「test」テーブルに「insert」文で4つの情報を入力していきます。
入力し終えたら「select」文で内容を確認してみます。「*」は「全部見せて!」という意味です。以下のような表ができていたらOKです。
where句で特定の情報を取り出す
基本中の基本、「select文」の「where句」を使って特定の情報を取り出してみましょう。以下の意味は「name」と「price」欄を表示して!ただし、「stock」欄が30以上のヤツだけだよ!という意味です。以下のように表が出ればOKです。
updateで入力データの更新
入力データを修正するには「update」文を使います。以下では「price」欄が198のデータの「name」欄を「オレオ」に変えて!という意味になります。select文で、「ヤマザキビスケット」が「オレオ」に変わっていれば成功です。
delete文で特定の情報を削除
「delete」文は「where句」と合わせて特定の情報を削除します。以下では「「stock」欄が30のデータを削除して!」という文になります。
下の方では「where句」を使わなかった場合の「delete」文。表の中の全てのデータが消去されてしまっています。「delete」文を使う時は慎重に使いましょう!
※表ごと全て削除する場合は「drop table test;」を実行すれば跡形もなく削除できます。
MySQLの終了はexit
「MySQL」を終了させるには「exit」コマンドを使いましょう。すると通常のコマンドプロンプトに戻ります。ここでもう一度「exit」と入力すれば、コマンドプロンプトも終了させることができますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか!?DBサーバーがなくても仮想環境を作らなくてもデータベースの勉強ができることが分かったと思います。
これは練習用で作成したデータベースです。間違った構文を入力してもいいですし、間違ってデータベース全部消しちゃっても、またインストールすれば元に戻ります。パソコンは物理的に壊さない限り、必ず元通りに戻せます!それもまた勉強ですよ。たくさんデータベースのコマンドを打ち込んで勉強してくださいね!
SQL文をもう少し勉強したい!職業訓練の授業で習ったSQL文にご興味のある方は、以下のブログを参考にして勉強してみてください。
それでは本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!